観戦日誌「能代松陽-花輪」

こんにちは!お世話になっております。

今回の観戦日誌はこちらです!

 

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5月12日(金)に八橋球場にて行われました、能代松陽-花輪の一戦にお邪魔致しました。この日、当初は試合途中からの観戦予定でしたが、幸運にもギリギリ試合開始に間に合いました!

前の試合で苦しみながらも土壇場で力強さを発揮したセンバツ出場校能代松陽と、昨秋から個人的に気になり続けていたチームである花輪。ベスト8進出、そして夏のシード権を賭けた一戦は、1球たりとも目が離せない痺れる試合となりました。早速参りましょう。


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ここで、まず試合開始直後(10時5分)の天候を振り返ります。気温13.9℃、湿度58%、2.3m/s南西の風。スタンドの方は時折冷たい風が吹くものの、青空が晴れ渡る清々しい空模様でした。

例によって試合に見入ってしまい写真は少ないのですが、少しずつ振り返ります!


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能代松陽の先発投手は齋藤くん(背番号5)。球場では初めてピッチングを拝見しました。昨秋の仙台育英戦をライブ配信で観戦し、制球力とゲームメイクに長けた素晴らしい投手という印象はありましたが、その時の印象以上に凄いと思いました!

伸びのある直球、ブレーキの効いた変化球のコンビネーションが冴え渡り、花輪打線に終始付け入る隙を与えませんでした。
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攻撃前に円陣を組む能代松陽ベンチ。
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花輪の先発、エースの阿部留羽空くんも素晴らしかったです!昨秋はライブ配信で拝見し、真っ直ぐの球威と質、またマウンドでの立ち姿にも魅力を感じており、是非一度球場で拝見したいと思っていました。

阿部くんもまた、配信で観戦した時の印象以上に素晴らしい投手でした!やや変化球の制球に苦しみカウントを悪くする場面があったものの、要所を真っ直ぐで押し切り、バックも無失策で盛り立て0を並べ続けました。

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マウンドに集まる花輪の内野陣。
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5回終了時点のスコアボード。能代松陽先発齋藤くんは1本もヒットを許さない快投、花輪先発阿部くんもピンチは招くも要所を直球主体に押し切り、お互い守りに大きなミスなくノーエラーで支え0-0。痺れる投手戦、守り合いとなりました。


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整備中の花輪ベンチ前です。
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能代松陽サイドは、エース森岡くんも準備を始めました。
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改めて、この時点(11時)の天候のおさらいです。気温14.5℃、湿度58%、4.1m/s西の風。八橋球場に限らずですが、風向きは1球ごとに目まぐるしく変わるので注意が必要ですね🧐

 

6回以降も両投手の快投、そして手堅い守り(能代松陽は、8回裏の守り、齋藤くんの好フィールディングにより無死1塁からのバントをダブルプレーに打ち取った場面が印象に残っています)により、0-0のまま最終盤へ。最終的には9回裏、ワンチャンスを活かした花輪が1-0でサヨナラ勝ち。準々決勝進出を決めました。

今回も引きのアングルが多いのですが、写真を何枚かご紹介させて頂きます🙇‍♀️

 

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[最後に]

両投手の圧巻のピッチングはもちろん、両チームノーエラーと、息つく暇ない守り合いでした。プレーボールから観られて本当に良かったです。

見どころの記事でも申し上げたとおり、花輪は阿部くんの好投に加え、昨秋課題となった(と僕が勝手に捉えていました)「接戦で守りのミスから崩れないゲーム運び」を実現しました。相手を過度に意識せず、とにかく自分たちに出来るプレーをやり切ることにフォーカスした結果だと思います。攻撃面は、齋藤くんがとにかく絶妙な所に投げ分け続けていたので、なかなか攻略は難しかったと思いますが、本来は打撃も力があるチームだと思っています。明日の戦いぶりも楽しみです。

 

能代松陽は、齋藤くんが昨秋の仙台育英戦以来となる公式戦のマウンドでの快投。阿部くんが前の試合で完投勝利を挙げたことに加え、エース森岡くんが登場せずとも計算出来る試合運び(特に守り)を実現したことは夏に繋がると思います。

例年とは異なる「センバツを経た調整」、秋田の全チームが「打倒能代松陽」を旗印に掲げてくる中でのプレッシャーなど、難しいところもあった春季大会だったかもしれません。ノーシードからの登場となる夏、この試合を糧に一段と逞しくなった能代松陽のみなさんの姿を、また球場で拝見出来ることを心待ちにしています。

 

以上となります。両校のみなさん、最後までお読み頂いたみなさん、ありがとうございました!!