観戦日誌「能代松陽-横手城南」

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お世話になっております!本日より、先日お邪魔しました試合の観戦日誌を順番に書かせて頂きます。まずは、5月9日(火)、こまちスタジアムにて行われた「能代松陽-横手城南」の一戦からです!写真のほうは、その場での望遠の調整が上手くいかず、遠目からの全体的な雰囲気がメインとなります💦それでは、天候の確認から参りましょう!

 

 

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試合直前(9時48分時点)。晴れ、気温13度、湿度72%、2.5m/s南東の風(ウェザーニュースアプリより)でした。また、前日の雨の影響により、継ぎ足した土の量によって若干乾き具合にムラがあるグラウンド状態は留意する必要がありました。


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スターティングラインナップはこちら!!能代松陽の大会を通しての注目ポイントであった先発投手起用は、2年生左腕阿部くん(背番号10)となりました。
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整列!先攻横手城南、後攻能代松陽で試合が始まりました。

 


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MAX141キロの直球、特に左打者の膝元に鋭く切り込むスライダーを軸とした横手城南・高橋柊くん。球速以上に打者の手元で伸びを感じる直球、スライダー、更にアクセントとなる緩い球のコンビネーションが冴え渡った能代松陽・阿部くん。左右、特徴の異なる両先発の力投が光るゲーム展開となりました。

 


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マウンドに集まる横手城南内野陣。
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ブルペンで何度か準備を行なった齋藤くん(能代松陽・背番号5)。この試合の終盤、もしくは勝てば次戦で出番があるのかな?と準備の仕方を注視しながら予測しました。
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5回終了時点でのスコアボード。横手城南としては、失策絡みから立ち上がりに2点を失うも、その後は高橋くんが要所を締め、見どころの記事で申し上げたようなロースコアゲームに持ち込みました。

ちなみに、11時2分時点では同じく晴れ、気温14.7℃、湿度67%、2.1m/s南南西の風。朝はやや冷え込みましたが、だいぶ過ごしやすくなりました。

 

ここからは、カメラを持って来たことを忘れるほど試合に見入ってしまったのですが💦勝負の後半を何枚かの写真から振り返ります。

 


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エース高橋くんvsキャプテン大高くん、意地と意地のぶつかり合い。
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ピンチを切り抜け、攻撃へ向け意気上がる横手城南ダグアウト前。

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最終盤、センバツでその名を全国に轟かせたエース森岡くんもブルペンで準備を始めました。

 


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9回裏、與齊くんが見事代打起用に応えるなど2死3塁。タイブレーク突入まであと1球という所から、2番淡路くんのサヨナラタイムリーで決着となりました。

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横手城南は立ち上がりの劣勢から立て直し、高橋くんの好投、しぶとい打撃で痺れる展開に持ち込みましたが、あと1歩及ばず。終始苦しい展開ながらも最後は能代松陽がセンバツ出場校の意地を見せ、3回戦進出となりました。

 

 

[全体を振り返って]

横手城南エース高橋くん、球場では初めて拝見しましたが、昨秋映像で拝見した印象以上に素晴らしかったです。先述のとおり直球、変化球共にボールの質は春の時点で目を見張る凄みを感じました。最後の1球に対しては、本人が最も思うところを持った筈なので、夏に向けてのピッチングに対する向き合い方に注目しています。チームとしては、守備面(打ち取った打球を確実にアウトにする)の安定が鍵になると思います。昨秋は初戦で秋田中央を破り、今回も引き続き一発勝負で痺れる試合を展開しました。次はこういった展開を勝ち切るために、更にトーナメントを勝ち上がるためにという両輪が夏までにどこまで積み上げられれか。楽しみが尽きないチームですし、夏どのブロックに入ったとしてもシード校を脅かす存在として大会を盛り上げてくれると期待を込めています。

 

能代松陽は、「好投手に対する攻撃」という課題の解消は引き続き次戦へ持ち越しとなりました(その次戦についても後日書かせて頂きます。)その中で、ミスにつけこみしたたかに得点を重ねるという能代松陽らしさも初回に出すことができ、最後はセンバツを経験した淡路くんが意地の一打で振り切りました。

 

また、全国大会のトーナメントを勝ち抜けるチームを...という視点を持った時に、阿部くんが完投したことは大きな収穫だと思います。昨秋は1年生大会決勝で1イニングのみ拝見しました。その試合から一冬を経て、制球力、直球の力強さ、変化球のキレ、なんと言っても最後まで投げ切るスタミナと、随所に成長を感じました。夏は勿論、秋、そして来年と今後が楽しみな2年生投手です。チームに関して、また今週日誌の中で書かせて頂く機会があると思いますので、今日のところは以上になります!

 

 

明日は、また観戦日誌を書かせて頂く予定です。詳しくは、見てのお楽しみということにさせていただきます!また、本日21時から、春季大会振り返りスペースにゲストスピーカーとして参加させていただきます。日誌や展望から興味を持って頂いたTwitterユーザーの皆様、お時間が合えば是非お越しくださいませ。日々書かせて頂いている内容を少し深掘りしたイメージになると思います。宜しくお願い致します!

 

本日は以上となります。最後までお読み頂きありがとうございました。また明日、そして、スペースにお越しくださる方は21時にお会いしましょう!