個人的見どころ(13日)

こんばんは!

まずは、明日13日に行われる4試合についての個人的な見どころとなります。実際にこの春しっかり球場で観られたチームが少ないため、昨日よりはだいぶふわっとした感じになりますがご容赦ください💦

それでは参りましょう。

 

🏟こまちスタジアム

①湯沢翔北-大館鳳鳴

⚾️勝ち上がり

湯沢翔北→1回戦:5-4金足農 2回戦:4-1湯沢

大館鳳鳴→2回戦:8-6新屋

 

☆昨秋3回戦以来の再戦となります。昨秋は11-8で大館鳳鳴が制しました。この試合は昨秋見逃し配信で観戦しまして、秋(まだチームとしての経験が浅く、ビッグイニングへの対処法が備わっていない)ならではの展開と感じました。両チーム一冬を越したということで、今回は一味違った展開(トータル5点以内)になる予感がしています。

湯沢翔北は渡部くんが好投を続けており、攻撃も5点/4点とまとまった得点を記録しています。昨秋のリベンジ、一冬の成果という両方の意味で、守備面(特に纏れた/苦しい展開において)が試合を通してどこまで支えられるかこの試合では注目しています。

大館鳳鳴は、新屋戦は投手陣が苦しみながらも長打で局面を打開。課題克服の糸口を掴みました。引き続きこの試合でも長打で道を切り拓く展開を作れるかというところと、「1点」を取るための多彩な作戦が展開により繰り出されるか。また、昨秋の湯沢翔北戦で好リリーフ/試合を建て直した坂本くんをはじめ、投手の起用法も注目しています。

 

☆5.13加筆

結果:湯沢翔北1-0大館鳳鳴

昨秋は11-8で大館鳳鳴が制して以来の再戦と、昨日振り返りました。今日は1-0という、一味どころか二味も三味も違う内容の接戦となり、湯沢翔北が昨秋のリベンジを果たす結果となりました。両チームに共通して、「エラーをしてしまった後の切り替え」を出来ていた所が素晴らしかったと思います。

特に湯沢翔北は昨秋の同じ顔合わせで、「ミスがミスを呼ぶ」苦しい守りからビッグイニングを許してしまったという背景がありましたので、今回はワンミスから連鎖せず次のプレーに集中出来ていた点にチームとして成長を感じました。佐々木俊人くんが辛抱強く投げ、キャプテン佐々木颯大くんがワンチャンスの打席をモノにし、最後は渡部くんがきっちり締めるという、各選手にとって自信のつく良い勝ち方になったと思います。次の相手は昨秋3位、今春14イニング連続無失点の投手陣と守備を誇る明桜。今日の試合で完封リレーへ導いた捕手の佐藤愛流くんと投手陣が力を合わせたバッテリーワークがより一層大事になりますし、勝利のためには今日のような試合展開がヒントになります。

 

大館鳳鳴は、坂本くんの力投が光りました。フォームが変わったなぁという第一印象から始まりましたが、直球の質と変化球の精度はやはりピカイチでした。昨秋同じ顔合わせで好投していた相性もあるというところで、監督さんの起用に応え最後まで投げ切れた。この経験は夏に向け自信と手応えを得られた筈です。

1点目を許した後のムダのない中継プレー、その後のセカンド菊地くんの好捕と、バッテリー含めたディフェンス面は6失点を許した新屋戦から修正出来たと思います。夏までは、やはり攻撃力強化(打撃力+1点をこじ開けるための引き出し)が再び課題となります。夏にノーシードで6試合のヤマに入った場合、最低でも2試合ぐらいは大量点を取り、精神面ならびに選手起用も余裕を持てる試合を展開したい。そういう意味でもやはり安定した攻撃力は必須になります。打力、機動力どちらに力点を置かれるのかというところも含めて、夏までのチームの仕上げ方、その成果を楽しみに見させて頂きます。

 

②明桜-秋田

⚾️勝ち上がり

明桜→2回戦:12-0能代

秋田→1回戦:15-0六郷 2回戦:3-2秋田西

 

☆公式戦では、2021年夏準々決勝、明桜・風間くん、秋田・石井くんの両エースが持ち味を発揮し手に汗握る好ゲーム(延長10回、4-3で明桜が制しました)となったあの試合以来の顔合わせとなります。2019年夏2回戦(明桜4-3秋田)、2019年秋季中央地区大会決勝(明桜3-1秋田)と、直近でのこのカードは最後まで纏れる展開となっています。果たして今回はどうなるでしょう。

話を現チームに戻します。秋田は、過去の明桜との対戦、2回戦の秋田西戦のようなロースコアゲームに持ち込みたいところですし、エース岩谷くんの投球が鍵を握ります。攻撃面は、明桜の多彩な投手陣相手に機動力を絡めた揺さぶりを交え、ヒット以外の方法含めしぶとく得点を重ねたいところです。

明桜は、能代戦はミス絡みからの得点もあったというところで、本当の意味で打撃陣の本領発揮なるか楽しみです。この試合を制するとシード確定というところで、投手起用/順番も気になるところ。能代戦は出番の無かった加藤悠羽くん(背番号11)、昨秋はフル回転で東北大会進出の立役者となりました。満を持して登場となるでしょうか。

 

☆5.13加筆

結果:明桜1-0秋田

明桜-秋田のカードは、またしても最後まで纏れる痺れる展開になりましたね。どうなんでしょう、ここまで来るとお互いにチームとして意識している部分もあるのでしょうか。

まず、新チームになってからの秋田高校の試合は今日初めてきっちり拝見しました。昨秋や秋田西戦の結果を見ていると打力がどうなんだろう?と思ってましたが、イメージより打のほうはかなり良かったです。甘く入った直球を叩くというチームとしての意思統一が見えましたし、良いアプローチでした。

何と言っても、今日はエース岩谷くんの投球が素晴らしかったですね。内、外のラインいっぱいの真っ直ぐ、変化球の制球も抜群で、思い切って緩い球を続けるなど緩急での工夫も合わさり、明桜としてもなかなか攻略の糸口を掴めない状況が続きました。今日のピッチングをベースとしてさらに夏までに磨いていくと、同じく苦戦するチームは多いと見ています。投手を含めたディフェンス面では手応えを得られただけに、夏に向けては攻撃面(好機でのあと1本、ヒット以外での得点の重ね方)の整備に注視したいと思います。

 

明桜は、自分の中での予想どおりまず加藤悠羽くんが先発でした。今日は序盤から秋田高校打線にアウトに取った当たり含め捉えられ、やや状態が悪そうに見えたので、次戦以降昨秋のような圧倒的、キレッキレの投球を楽しみにしています。救援したエース難波くんは、走者を置いた状況でのリリーフという昨秋とは異なる状況での役割を全うし、直球、変化球ともに安定感抜群でした。昨秋からの逞しさを増した充実の内容だったと思います。篠崎くんのスーパープレー含め、守備面もノーエラーで支えました。

くしくも、秋田高校の見どころで申し上げた「打力以外の方法」でチャンスを拡大したのは明桜となりました。8回裏、先頭猪原くんのセーフティは見事でした。拮抗した展開、なかなか気持ちよく打たせてもらえない中では有効な作戦ですし、彼の優れた洞察力が活きたプレーでした。走塁死もあり、やや良くないムードの中、きっちりセンター前に弾き返した松橋くんも見事でした。明桜にとって、昨秋課題として浮き彫りになったのは「土壇場」で勝ち切るチーム力でした。まさに土壇場で1点を奪い逃げ切る展開を制したのはもちろんのこと、自分たちのペースではない中での接戦を勝ち切ったことで、チームとして自信になると思います。次戦、遅くなってしまいましたが、いよいよ球場で拝見出来ることを楽しみにしております。

 

 

 

 

🏟さきがけ八橋球場

①大曲工-本荘

⚾️勝ち上がり

大曲工→2回戦:10-0秋田高専

本荘→2回戦:6-2角館

 

☆ともに1年時から頭角を現した山脇くん(大曲工/背番号16)、清橋くん(本荘/背番号6)、ともに左打ち内野手の存在感、そして攻守に渡る躍動にまず注目しています。大曲工は田村くん、本荘は阿部くんと共にスピードボールを武器とする右腕エースの存在もあり、投打に力のある選手が揃う両チームという印象を今のところは持っています。また、両者打線が活発ですので、立ち上がり/1回の攻防の行方は要注目です。

両チーム投打の軸が確立しているだけに、勝負を分けるのは守備面になるでしょうか。まだ全体的にきっちり自分の目で見られていないので、明日の試合展開を注視したいと思います。

 

☆5.13加筆

結果:大曲工4-1本荘

6回終了時点で大曲工1-0本荘ということで、お互い投手が力を発揮し打線の勢いを止めたという見方で良いんでしょうか。

「次の1点」を取り、大曲工がしたたかにゲームを運んだようにスコアからは見受けられますね。本荘も投打に力があるので、夏ノーシードというのは怖いチームも多いでしょう。大曲工は、次戦こそしっかり見られるので注目しています!

 

 

 

②秋田商-能代科学技術

⚾️勝ち上がり

秋田商→1回戦:12-0十和田 2回戦:9-0由利工

能代科学技術→2回戦:10-5横手清陵

 

☆2戦連続無失点を継続する秋田商投手陣に対し、横手清陵戦に引き続き能代科学技術の攻撃力が発揮されるかが興味深いポイントです。

能代科学技術としては前の試合同様序盤にビッグイニングを作り、乗りに乗る展開から逃げ切りをはかりたいですね。同時に、秋田商エース松橋くん対策/前の試合同様、各打者が選球眼を発揮出来るかも注目しています。

秋田商としては立ち上がり/序盤を落ち着いて乗り切ることが勝利への鍵となります。昨秋の能代松陽戦、先日の招待試合学法石川戦と、僕が観た試合では立ち上がりに失点するケースがあったので、明日は彼が初回スコアボードに0を刻めるかというのも気になるところです。

 

☆5.13加筆

結果:秋田商7-3能代科学技術

能代科学技術、申し上げた通り畳みかけ「3点」を一気に刻みましたね!9回まで戦い抜いた経験を繋げ、夏も盛り上げてくれると期待しています!

秋田商、無失点記録は途絶えたものの、初回はゼロで乗り切りましたね!やはり攻撃力は健在ですね。次戦の相手は大曲工、がっぷり四つの好ゲームに期待です。

 

 

 

本日は以上となります!後ほど、今日の見どころ記事に対しひとことフィードバックを付け加え、再共有とさせて頂きます。最後までお読み頂きありがとうございました!