春季高校野球秋田県大会個人的見どころ(10日)

お世話になっております!

2日間の順延により10日の登場となる8チームについて、昨秋の戦績おさらい&個人的な見どころを書かせて頂きます。

 

これは全てのチームに共通することなので先に書かせて頂くと...8チームはこの試合が初戦となりますが、対戦チームは2試合目というところを留意する必要があります。

 

8チームにとっての対戦相手は、いずれも1試合経験して球場、公式戦の雰囲気に慣れているのもそうですし、初戦を勝ってチームの士気は上がっているはず。そうなると必然的に、立ち上がり(特に初回)落ち着いて試合に入ることが出来るか。そこは全チーム共通の鍵となります。

 

お待たせ致しました、それでは見ていきましょう!

 

🏟こまちスタジアム

①花輪-平成

 

⚾️花輪

*新チーム公式戦戦績

シード決定戦:○6-1秋田 ○8-1秋田北鷹

県大会:○9-2湯沢 ⚫︎4-10大館桂桜

 

☆エース左腕阿部くん(昨秋直球に関しては素晴らしい部分を見られたので、変化球の精度に注目しています)、ショートの高橋アレンくんと投打に軸が揃っています。昨秋は3試合に渡り5点差以上の快勝を挙げ、大きなインパクトを残したチームのひとつです。昨秋から度々申し上げている通り、今年の花輪はダークホースではなく、確かな力がある強力なチームだと思っています。

この試合を制し上位へ進出するための鍵は、阿部くんに続く投手の存在、接戦での守り/ゲーム運びになるでしょうか。昨秋の大館桂桜戦、1点差の終盤に守りから複数失点を喫した経験からのゲーム運びに注目しています。

 

☆5.10加筆

結果:花輪9-1平成

昨秋における花輪の勝ち試合パターンへ持ち込むことに成功しました。次戦はセンバツ出場の能代松陽戦。今日の展開を作れたことで、エース阿部くんも万全の体制で登板出来ます。序盤から攻め込む勝ちパターンか、競り合いで昨秋の課題克服か。注目の1戦になります。

 

②秋田中央-大曲農

⚾️秋田中央

*新チーム公式戦戦績

シード決定戦:○3-0大曲農 ○5-0二校連合

県大会:⚫︎3-4横手城南

 

☆昨秋は1年時から頭角を現した右腕澤橋くんが満を持してエースとして君臨し、上位進出を目指しましたが、横手城南エース高橋くんの好投もあり初戦敗退となりました。

悔しさを胸にこの一冬鍛錬を積み、春は逆襲を狙う秋田中央の最大の注目ポイントは、画面に映らないところでの野球力が今年も健在かどうかです。毎年選手が入れ替わっても、野球のルールやセオリーに対する理解度の高いプレーが各大会で随所に見られ、その点が秋田中央野球の核であると認識しています。

澤橋くんの更なる成長、打線の強化など目に見える/結果に出る部分もさることながら、個人的には今年も球場でこそ味わえる部分に期待しております!昨春は夏を見据えたバランスの良い投手起用をされていたので、まず初戦は先発投手起用にも注目しております。

 

☆5.10加筆

結果:秋田中央4-3大曲農

新田くんが2回から修正出来ただけに、初回の4点が大曲農にとって大きく響きました。

秋田中央は、昨春同様エース(今日はとにかく澤橋くん凄かったです)をいちばん後ろに据え、9回から逆算しての3人の投手リレー。次戦の起用法、完全に爆発とはならなかった攻撃面にも注目です。

 

🏟山田久志サブマリンスタジアム

①角館-本荘

 

⚾️角館

*新チーム公式戦戦績

シード決定戦:⚫︎0-4大曲工

県大会:○4-2秋田南 ⚫︎0-3明桜

☆昨秋県大会、2試合いずれも球場で拝見致しました。チームを引っ張るのは、右打者の懐に食い込む直球、ブレーキの効いたカーブを武器に昨春、昨夏から頭角を現したエース左腕田口くん。

昨秋拝見した印象では、特に二遊間(セカンド小松くん/ショート藤原くん)は滑らかなボールへのアプローチを見せており、ディフェンスからガタガタ崩れることは少ないかなと思っています。

昨秋は試合前もチーム全体で入念に基本となる捕球姿勢を確認するなど、守備に対する真摯な向き合い方が観られました。この試合を制し勝ち上がるための鍵として、バッティング(長打/得点圏での1本)の向上、2番手以降の投手整備にも注目しています。爆発力のある本荘打線に対しての試合運びは非常に興味深いです!

 

☆5.10加筆

結果:本荘6-2角館

6回終了時点で角館2-0、ここまでは角館の得意とする展開。7回、8回はそれぞれ本荘が3点ずつを奪い逃げ切り←集中打か、守りのミス絡みか、内訳が気になるところ...まずは明日の新聞を待ちます。

 

②由利工-秋田商

⚾️由利工

*新チーム公式戦戦績

シード決定戦:⚫︎4-6大館桂桜

県大会:⚫︎2-11本荘

☆新チーム公式戦初勝利を目指し、昨春優勝の秋田商に挑みます。昨夏のチームは苫米地くんが終盤まで打たせて取るピッチング+守備位置の工夫でロースコアの締まった試合を展開したので、そのような引き出しが一冬で備わったかという点に注目しています。

初戦で爆発力を見せた秋田商打線相手には、塁を埋めても本塁を踏ませない強い意志を持ち、出来れば3失点以内/5失点を超えないゲームに持ち込みたいですね。2年生主体ということで、攻撃は立ち上がりから積極的に仕掛けたいところです。

 

☆5.10加筆

結果:秋田商9-0由利工

由利工、3回までは何とか3点で堪えたものの、4回の3点以降は秋田商の得意とする展開で盤石の試合運び(で合ってるんでしょうか)

 

🏟グリーンスタジアムよこて

①湯沢-湯沢翔北

⚾️湯沢

*新チーム公式戦戦績

シード決定戦:○10-9能代 ⚫︎4-5湯沢翔北

県大会:⚫︎2-9花輪

☆昨秋県大会は投打にタレント揃いの花輪に及ばなかったものの、シード決定戦はいずれも1点差の痺れるゲームを展開しています。湯沢翔北へのリベンジを賭けた戦いにもなるということで、再び1点を争う痺れる展開となるか注目です!試合の入りが重要なのは言うまでもなく、シード決定戦の結果を踏まえると、今度はトータルで3失点以内の勝負に持ち込みたいところだと思います。

 

☆5.10加筆

結果:湯沢翔北4-1湯沢

湯沢としてはトータル3失点以内の試合に持ち込みたいというところで、試合を通してビッグイニングを作られなかった守りは夏に活きると思います。

湯沢翔北は、昨秋からの投手陣の成長と佐藤くんのリードが噛み合ってきたでしょうか。(結果からはここまでしか読み取れずごめんなさい🙏)

 

②秋田西

 

⚾️秋田西-秋田

*新チーム公式戦

シード決定戦:○金足農※不戦勝 ⚫︎0-8秋田修英

県大会:⚫︎1-10湯沢翔北

☆新チームとして、不戦勝を除くと公式戦初勝利を狙う秋田西。昨秋は県南の高い打撃力を誇るチームに苦戦したというところで、まず投手陣が鍵を握ると思います。対戦する秋田高校は1回戦を経て打線が上向きなので、とにかく立ち上がりですね。3回まで0を並べて、最終的に3失点以内の勝負に持ち込みたいところだと見ています。

 

☆5.10加筆

結果:秋田3-2秋田西(延長10回)

秋田西は投手が鍵です/立ち上がり3回まで0を並べたいと申し上げたところで、ほぼ近いロースコアゲームに持っていけたことは秋からの成長だと思います。

秋田は初戦の大勝に続き、このような痺れる試合を制したことは明桜戦、夏に向けてプラスになるのではないでしょうか。

 

🏟さきがけ八橋球場

①大館国際-秋田南

⚾️大館国際情報学院

*新チーム公式戦戦績

シード決定戦:○3-1秋田工 ⚫︎2-7五城目

県大会:⚫︎0-7本荘

☆昨夏初戦、秋田中央相手に最終回3点差を追いつき延長戦に持ち込んだ戦いぶりはかなり印象に残っており、杉沢くん(背番号4)を筆頭にその試合に出場していたメンバーも残ります。

昨秋の結果を見てもそうですし、秋田南は打線の状態が上向きで臨んでくるので、序盤の試合への入り方/投手陣の踏ん張りが鍵を握ります。

また、先に秋田南にリードを許すと先に公式戦のマウンドを1試合経験した複数の投手、連携のとれた守備で逃げ切られるおそれがあるため、序盤に攻め込み複数得点を奪う展開に持っていきたいところだと思います。

 

☆5.10加筆

結果:秋田南9-6大館国際

予想以上の乱打戦、最後は初戦以上にディフェンスの安定度が増した秋田南が逃げ切りました。

秋田南は初回の大ピンチを1点で抑えたことが大きかったです。大館国際は序盤落ち着いて試合に入れただけに、僕の見どころから申し上げると、初回の1点止まりが悔やまれます。ただ、逆転された直後にひっくり返し、突き放されても更に追い縋るなど、攻撃面の力強さは存分に発揮されました!

 

こちらは現地で拝見しまして、時間があるときたっぷり振り返りたい面白い試合でした!!両チーム、間合いでの声掛けを積極的に行っていたので、このようなチームが増えると秋田の野球が更に面白く奥深くなると期待しております👍

 

②大曲-増田

 

⚾️大曲

*新チーム公式戦戦績

シード決定戦:⚫︎1-13明桜

県大会:⚫︎1-7能代松陽

☆昨秋はいずれも東北大会出場チームに苦戦を強いられた大曲。新チーム初勝利を目指した戦いとなります。サヨナラ勝ちで勢いに乗る増田が相手ということで、先手を取られるとより乗せてしまうので、初回をどんな形であれ0で切り抜けることが大事になります。

昨秋は序盤での複数失点が響いてしまっただけに、9回まで見通して落ち着いた試合運びをしたいところですね。

 

☆5.10加筆

結果:増田6-4大曲

第1試合に引き続き観戦したかったのですが、都合により無念の帰宅となりました。

再び増田が競り合いを制し、単独チームとして連勝となりました。

先制されてもすぐ追いつき勝ち越しまでは大曲のペースだったと思いますし、9回まで戦いきっての2点差ゲーム。これは間違いなく秋と異なるので、夏に繋げたいですね。

 

 

 

 

本日は以上となります。最後まで読んで頂きありがとうございました!また明日お会いしましょう。