春季高校野球秋田県大会展望(全体編)①

お世話になっております!今日からの4日間は、5月6日に幕を開ける春季高校野球秋田県大会に向けて、自分なりにポイントを整理したいと思います。

2日:左側(1〜20)の展望

3日:右側(21〜40)の展望

4日:6日に行われる全試合の展望(昨秋の結果も交え)

5日:7日に行われる全試合の展望(昨秋の結果も交え)※対戦カード未定のところは、正式に決まり次第書き始めます。

 

 

内容は進捗具合によって多少変動するかもしれません!まず前提として、今回は僕がいつも頭の中で完結させている作業を「見える化」してみるというものです。オレの話を聞け!という訳ではないですし、後で振り返って自分の役に立てば...という思いのみで進めさせて頂きます。

 

 

また、現地や映像で見られていないチームに関しては情報が不足する点もありますし、あくまで昨年秋の戦いぶりがベースにある「仮説」であるという点のみ、御留意のほど宜しくお願い致します!

 

 

今日はまず、左側(こまち/能代)のブロックそれぞれについての展望と言いますか。いまiPadでトーナメント表を開いているので、それを見ながら思ったことをどんどん書いていきます。細かいことは明日以降見ていくので、まず今回は「広く浅く」全体のおさらいということで宜しくお願いします!

 

 

[1〜10:こまちブロック]

 

 

まず1〜5です。詳しくは明日以降触れますが、能代松陽-横手城南は面白いですね。当然のことながら注目を集める能代松陽は、各選手のレベルアップもさることながら、工藤監督がどう「テーマづけ」をされて初戦に臨まれるか。大阪桐蔭との激戦を経て、選手起用やゲーム運びにどのような変化が見られるか注目しています!

 

対する横手城南。エースの高橋くんが実力を発揮すれば、1点を争う接戦に持ち込める力のあるチームです。守りは「能代松陽」を過度に意識せず確実にプレーし、ワンチャンスを逃さないことが勝利の条件となります。

 

続いて、エース阿部くん、ショートの高橋アレンくん筆頭にタレントの揃う花輪。昨秋から花輪はダークホースでなく、シンプルに投打に力強いチームとして見ています。

花輪に挑むのは、平成-男鹿海洋・西仙北・大農太田連合の勝者。お互いにですが、どれだけ初戦で打線の状態を上げて花輪のエース阿部くんに挑めるかが鍵になります。

 

次に、6〜10です。

大曲農は、昨秋は工夫された継投策と堅い守りで毎試合3点以内に抑えました。ディフェンス面では随所に光るものがあったので、あとは打撃にどれだけ磨きがかかっているか注目します。

 

大曲農と対戦となるのは雄物川仁賀保・羽後連合。羽後高校の監督さんは、ここのところSNSを通した発信を通して目的が明確な練習をされていますので、この試合までにどこまで浸透するか楽しみです。

 

迎え打つのは秋田中央。エース澤橋くんの投球はさることながら、毎年チームとして統率の取れた良い野球を展開するので、今年も非常に楽しみなチームです。1勝して波に乗っている相手に対し慌てず入ることが大事ですね。昨秋の初戦敗退を経て、勝田監督はじめチームとしてどの部分に注力されてきたかを見るのが楽しみです!

 

 

秋田工-大館桂桜の1戦も楽しみです。まず秋田工。昨秋は東北大会8強の由利に2-3と好ゲームを展開し、力のあるチームだと思います。ただ、いかんせん全く自分の目で見れておらず💦配信アーカイブでは確実に見れるので、この機会に深く勉強したいチームです。

 

大館桂桜は昨年球場で拝見しまして、野手の力は秋田県でも指折りだと思いました。明桜が昨秋の県大会で3失点(最多失点)した相手が大館桂桜というところもありますし、前チームからのメンバーも数多く残っています。今大会は、ピッチャーの整備がどこまで行けたのかというところを注目しています。この試合も互角の面白い試合(やや乱打戦気味か?)と考えています。

 

纏めると、能代松陽1強とは言い切れない激戦ブロックだと思います。能代松陽がセンバツからパワーアップしたところを発揮し圧倒的に勝ち切るのか。好投手や打線の力強さと、それぞれ尖った武器を伴った他のチームが待ったをかけるのか。楽しみに待ちましょう!

 

 

 

[11〜20:能代ブロック]

 

 

まず11〜15。

大曲工-秋田高専は昨秋の再戦ですね。大曲工はエース田村くん、主軸山脇くんと軸がしっかりしているチームという印象はあるので、細かい野球の中身や全体的なところを見たいなと思っています。秋田高専としては、全員野球でロースコアに持ち込み、昨秋の借りを返したいでしょう。

 

本荘-五城目。なかなか両チーム球場で観れてないんですよね💦本荘もエースの阿部くん、1年生からセカンドとしてスタメンを張る清橋くんと、投打の軸は確立していると思うので、こちらも今回全体的なところを見ていきたいと思います。

 

五城目は昨年シード決定トーナメント、いずれも大量得点で2勝していますので、勢いに乗ったら怖いチームじゃないでしょうか。投手陣の踏ん張り、乗れない展開になったときいかに守りで耐えるかが鍵を握ります。

 

本荘-五城目の勝者を迎え打つのは角館。昨秋2試合球場で拝見しましたが、エースの田口くんを中心にセンターラインは堅実な守備を誇ります。1勝して波に乗る相手の勢いをエースの投球と持ち味の守りで抑え、着実に自分たちのペースに持ってきたいところですね。

大曲工-本荘-角館は昨秋の時点では横一線と見ていたので、春になりどう変わっているか楽しみです。

 

16〜20

まず十和田-秋田商。人数ギリギリでタフな展開になると思いますが、昨年十和田の選手は連合チームとして秋田商と対戦していますので、その経験を活かしたいところです。

 

秋田商は、先日の招待試合での記事でもお話した通り、松橋くんに次ぐ投手+守りの整備という部分に注目しています!

 

勝者を迎え打つのは、新チーム公式戦初勝利を目指す由利工。昨夏は組織的な守りでロースコアの接戦を展開したので、一冬でどこまでレベルアップしたか楽しみです!

 

能代科技-横手清陵は、なんとシード決定トーナメント-秋の県大会に続く3度目の決戦。昨秋4位の横手清陵は、個人的に昨春からずっと注目していました。千葉くん、藤井くんの2枚看板に、岡部くんを中心とした強力打線の成長+守備面の整備に注目しています。

 

3度目の正直としたい能代科技は、2-3と惜しくも敗れたシード決定戦のような展開に持ち込み、今度は相手より1点多く取る。最小失点で食らいつき、ワンチャンスをものにする展開に持ち込みたいところです。

 

纏めると、チーム力としては、先程挙げた大曲工、本荘、角館、秋田商と横手清陵が(現時点では)双璧を成すという見立てです。2枚看板という点で、日程が後ろに進めば進むほど優位に立つのは横手清陵という仮説は立ちますが、結局のところ一度にマウンドに立てるのはひとりです。それに、僕の見ていない間に急成長している選手は各チームにきっといます。先入観を持ちすぎず楽しみにしたいですね!

 

本日は以上となります、明日は同じような感じで右側ブロックを広く浅く展望致します!最後までお読み頂きありがとうございました。また明日宜しくお願いします!