こんばんは!昨日のこまちスタジアムに引き続き、本日は八橋球場に今季初めてお邪魔しました!JABA 秋田県大会準決勝「TDK-能代松陵クラブ」の1戦を、写真も交えながら振り返っていきます。
まずは今日のお天気が伝わりやすそうな写真から。11時半時点で気温13度、湿度49%、10.4m/s西南西の風。ホーム方向への強く冷たい風が吹き荒れ、昨日のこまちと同様砂埃が舞う難しいコンディションでした。
また、この試合は「日本野球連盟(社会人野球)7イニングス制特別規定」に基づき、最大7回/試合成立4回/5回10点差以上コールドの特別ルールで行われました。
目的やねらいなど、詳しくはこちらの規定をご覧ください!
7回制、今日見ていて僕は非常にいいことだと思いました。この目的やねらいは勿論ですし、攻撃/守備の回数に制約が加わることによって、「1点」を争うゲームにおける早め早めの仕掛け方をいつも以上に意識するようになりました。当事者のみなさんにとっても、戦術の引き出しが増える効果も期待出来るのでは?と感じます。今後の動向も注視していきたいと思います。
お待たせ致しました!ここからは、素晴らしい活躍を見せた選手の写真を中心に振り返ります!
能代松陵クラブ先発の河内投手(勝田工業高)打たせて取る丁寧な投球で、強力TDK打線を4回被安打3、1失点に抑える好投。1点を争う痺れる展開の立役者となりました!
TDK先発の田中裕人投手(取手第一高-立正大)力強い速球を軸にストライクゾーンでガンガン勝負し、5回無失点、被安打2、6奪三振の好投!唯一1死2.3塁とピンチを招いた5回も落ち着いて断ち切りました。
TDK田村慶太選手(能代松陽高-ノースアジア大)5回裏、代打で登場。一振りで答えを出し、ライトスタンドへの見事なホームラン。一挙5点を奪う猛攻の口火を切りました!
能代松陵クラブ加賀谷恭選手(能代松陽高)昨夏、主力として能代松陽を11年ぶりの甲子園に導いた加賀谷選手。決勝戦のしぶとくライトへ運んだタイムリーヒットは印象深いです。今日は6番レフトでスタメン出場。5回、チームとして1安打と苦しめられた田中投手からレフトへのツーベースを放ちチャンスメイク!ルーキーが存在感を示しました。
TDKも期待のルーキー野手が活躍しました!6番ライトで出場の前田一輝選手(鳴門高)昨夏の甲子園、近江の山田投手のストレートを1打席目で捉え、ライトオーバーのタイムリーを打った打席が印象に残っていました。今日は5回にレフト前へ力強く弾き返し、勝利を大きく手繰り寄せる2点タイムリー。高卒でここまで木製バットを上手に扱えるのは凄いと思いました、今後も注目です!
他にもまだまだご紹介したい選手は沢山いるのですが、今日は次の選手で最後となります!
TDK打川和輝選手(金足農-東日本国際大)金足農を4番打者として甲子園準優勝に導き、東日本国際大でも大活躍を果たしたあの打川選手!僕は見られなかったのですが、この後の決勝ではバットでも大活躍。この試合でも守備では周りにしっかり声を掛け、チームに溶け込んでいました。前田選手らと切磋琢磨し、将来のTDKを背負う選手になってほしいですね!
以下、順不同で写真コーナーになります!
[全体を振り返り&TDKの「当たり前」のレベルについて]
最終的には6-0でTDKが勝利しましたが、能代松陵クラブも河内投手の丁寧な投球、球際での野手の再三の好プレーにより、4回終了時点で1-0。ロースコアゲームに持ち込み、5回には一打逆転の好機を作るなど、点差以上に締まった好ゲームでした!
また、中盤まで苦しんだものの、TDKの「当たり前の基準/レベルの高さ」も随所に光りました。シートノックやイニング間のボール回しから1球1球を大事に、丁寧に形を確認しながら取り組み姿勢。また、先取点は捕手がややボールを見失う間に3塁走者植村選手がホームを突くというものでした。
そうした積極性だけでなく、1アウト満塁からの内野前進守備の頭を越すポテンヒットでは、「ライナーバック」のセオリー通りしっかり帰塁してからスタートを切り直す。とにかく「当たり前」のプレーをその通りやり切る力こそ、秋田のみならず東北を代表する社会人野球チームたる所以だと感じたので、もっと球場で見て勉強したいですね!
[最後に]
最後までご覧頂きありがとうございました!僕は今後社会人野球観戦にも注力していきたいのですが...幸いなことに、今年の都市対抗野球東北2次予選は秋田県のこまちスタジアム、八橋球場で行われます。その時までにはもっと勉強して、今日以上に実りのある日誌と出来るよう頑張ります!それでは、また明日!