観戦日誌「秋田商-学法石川」vol.2

お世話になっております!まずは昨日アップ致しました「観戦日誌 秋田商-学法石川」の記事ですが、こちらも多くの方にお読み頂きまして嬉しいです!ありがとうございます。それは自分のアクセス数が増えたからではなく、「自分以外にも、こんなにもこの試合に思いを馳せていた方々が多かったんだ!」という、驚きに近い感激です。

 

また、少し前の記事でもお話した通り、今年は「自分が球場に行く意義、その試合を観戦する意味」を、1ミリでも1ミクロでも作り出したいという思いがあります。両校のファンの方から「ありがたかったです!」という声も頂きまして、まだまだなりに少しは目標を実現出来たのかなと思います!本日も引き続き宜しくお願いします。

 

本日は、自分が試合中にとったメモを参考にしながら、秋田商-学法石川の試合内容を振り返りたいと思います。球数や途中出場選手の守備位置等、色々と不足している点が多く大変申し訳ございません💦もしお読みの方のなかにご存知の方がおられましたら、是非御一報ください!

 

まずは改めて両校のスタメンから振り返り、そのあとは可能な限り全ての打席結果+一言、という感じで進めていきます。宜しくお願いします!

 

学法石川        秋田商

6本郷くん       8寺門くん

4福尾くん       6鈴木くん

2内田くん       2齊藤くん

9福田涼介くん     9川井くん

5松山くん       3倉内くん

7伊藤くん       1松橋くん

8根本くん       5菅原くん

3福田健人くん     4原田くん

1鈴木くん       7佐藤彪冴くん

 

 

 

 

1回表 学法石川の攻撃

1番本郷くん 四球

2番福尾くん 投犠打、ピッチャー松橋くんの1塁送球が逸れる間にそれぞれ2つ進み、無死2.3塁。

3番内田くん 外のスライダーで空振り三振。1死2.3塁。

4番福田くん 初球、外角高め直球をレフトへ流し犠牲フライ。学法石川1-0秋田商、2死2塁。

5番松山くん 甘く入った変化球を引っ張り、左中間真っ二つのタイムリ二塁打。痛烈な当たりでした。学法石川2-0秋田商、2死2塁。

6番伊藤くん 四球、2死1.2塁。

7番根元くん セカンド原田くんのグラブを弾くライト前タイムリー(流し打ち)で1点追加。学法石川3-0秋田商、2死1.3塁。

8番福田健人くんを打ち取り攻撃終了。

*松橋くんの立ち上がり、ボールが高めに集まったところを逃さず捉え、ミスにも乗じる学法石川の強かな攻撃が光りました。

 

1回裏 秋田商の攻撃

1番寺門くん ショートフライ

2番鈴木くん 空振り三振

3番齊藤くん ライトフライ

三者凡退。学法石川先発の鈴木くん、 緩急と制球力抜群の投球で無難に立ち上がりました。

 

2回表 学法石川の攻撃

9番鈴木くん ファーストフライ

1番本郷くん 空振り三振(外のスライダー)

2番福尾くん 真っ直ぐを弾き返しセンター前ヒット

3番内田くんサードゴロ。

 

*2死から福尾くんがヒットで出るも無得点。松橋くん、この回はMAX142キロを計測し、左打者に対して内に切れ込むスライダーも冴え渡り、徐々にボールも低めに集まりだしました。ブルペン状況:学法石川は左右1人ずつ準備。

 

2回裏 秋田商の攻撃

4番川井くん ファーストフライ

5番倉内くん 空振り三振

6番松橋くん 捉えた深い当たりもレフトフライ。

三者凡退。鈴木くんの投球の前には、なかなか攻撃の活路を見出せない状況が続きました。

 

3回表 学法石川の攻撃

4番福田涼介くん レフト前ツーベース→好走塁、好判断でした。逆に秋田商としては、このような場面で1つ先をとられないための意識づけが重要かもしれません。

5番 松山くん 四球、無死1.2塁。*カウント3-0からセカンド原田くんがタイムを取り、松橋くんに声を掛けたのは間を取る意味で良かったと思います。なお、ここで秋田商三浦くんがプルペンで一旦準備。

 

6番伊藤くん パスボールで無死2.3塁に→秋田商は前進守備。最後はスライダーで空振り三振。1死2.3塁。

7番根本くん 1死になったことで秋田商は中間守備に切り替え(定位置と先程の前進守備の中間)→投ゴロでランナー進めず、2死2.3塁。

8番福田健人くん 空振り三振。

*ここで1本出たら限りなく厳しくなるところで、松橋くんがよく凌ぎました。公式戦でもこのように我慢し「次の1点」を防ぐことが勝利に繋がると思います。

 

3回裏 秋田商の攻撃

7番菅原くん チーム初となるセンター前ヒット

8番原田くん 空振り三振

9番佐藤くんのところ、カウント1-1から菅原くん盗塁を試みるもタッチアウト→ツーアウトランナー無し。佐藤くん空振り三振で無得点。

 

4回表 学法石川の攻撃

9番鈴木くん→代打佐藤くん(席を外して戻ってる間に佐藤くん2塁に居ました、打席結果分かる方がおられましたら情報提供願います💦)

1番本郷くん 投犠打、1死3塁。

2番福尾くん 遊ゴロ、2死3塁

3番内田くん 一飛、無得点。

*松橋くん、ここも踏ん張りあと一本は許しませんでした。

 

4回裏 秋田商の攻撃 

学法石川 投手鈴木くん→國分くんへスイッチ。

1番寺門くん ショートフライ

2番鈴木くん 空振り三振

3番齊藤くん ショートフライ。

*1番からの好打順、三者凡退。國分くん、スピードガンでのMAXは130キロですが、それ以上に手元にキュッと伸びてくる感じで直球の威力があり、三振、内野フライ2つと差し込まれていた印象です。

 

5回表 学法石川の攻撃

4番福田涼介くんライトフライ

5番松山くんファーストフライ

6番伊藤くん四球(フルカウントからのインコースいっぱい直球、よく選びました)

7番根本くんセカンドゴロ。

*松橋くん、徐々に本来の投球を取り戻して0を4つ並べ、反撃ムードの期待が高まります。

 

5回裏 秋田商の攻撃

4番川井くん 痛烈なセンター前ヒット(記録はツーベース)、一瞬の隙を突いて2塁へ。ナイスランでした。

5番倉内くん レフトの頭を越えるタイムリーツーベース。学法石川3-1秋田商、無死2塁。

6番松橋くん 空振り三振

7番菅原くん 直球にしっかり入っていき逆方向へ、レフト前ヒット。1死1.3塁

8番原田くん 学法石川内野はセカンドのみ前進、ショートは中間守備→縦の変化球で空振り三振、2死1.3塁。

9番佐藤彪冴くん→代打小西くん

カウント2-1からの直球を逆らわず右へ、ライト前2点タイムリー。2塁走者菅原くん、ナイスランでした。更に小西くんは送球間に2塁へ、2死2塁。

1番寺門くん レフトファウルフライ。

*前半5回を3-3で折り返し。やはり松橋くんが再三のピンチを背負いながらも2回以降は踏ん張り、「次の1点」を許さなかったことが同点劇に結びつきました。

 

 

6回表 学法石川の攻撃

8番福田健人くん センター前ヒット→代走小沼くん

9番國分くん→代打櫻井くん 投前バント、1死2塁。

1番本郷くん 四球、1死1.2塁

2番福尾くん ボテボテのファーストゴロ、その間にそれぞれ進塁し2死2.3塁。

3番内田くん ちょっと複雑なプレーです💦サードゴロを菅原くん捕球、2塁走者を追いかけタッチアウトで3アウト...しかし、その間に先に3塁走者のホームインが認められ、学法石川に1点が記録されました。このリスクを考えると一塁送球が最適解ですが、目に入ってつい2塁走者を追ったかもしれません。公式戦の同じような場面に活かしてほしいと思います! 6回表終了、学法石川4-3秋田商

 

 

6回裏 秋田商の攻撃

学法石川 投手國分くん→三上くんにスイッチ

2番鈴木くん サードゴロエラー(ファンブル)、無死1塁

3番齊藤くん 3球目に鈴木くん盗塁成功、無死2塁→四球/ラストボールが暴投となる間に鈴木くん3塁へ。無死1.3塁

4番川井くん 初球、取りに来たボールを引っ張りレフトへ運び、レフトフェンス手前への犠牲フライ。学法石川4-4秋田商、1死1塁

5番倉内くん ライトフライ

6番松橋くん 四球、2死1.2塁

7番菅原くん 2-2から低目の変化球を掬い上げ、これで3打席連続となるヒットはタイムリーに。学法石川4-5秋田商、なおも2死1.3塁

8番原田くん ショートフライ

*機動力も絡めたソツない攻撃と、ミスにも乗じて追いつき、大当たりの菅原くんがタイムリー。遂に秋田商が試合をひっくり返しました。5-4と秋田商1点リードで終盤7回へ。

 

 

7回表 学法石川の攻撃

4番福田涼介くん センターフライ

5番松山くん 変化球を泳ぎながら掬い上げるセンター前ヒット、1死1塁

6番伊藤くん 1.2塁間を抜ける痛烈なライト前ヒット、1死1.3塁。このあたりから三浦くん再びブルペンへ。

7番根本くん ボテボテのサードゴロ→3塁ランナー動けず、1塁ランナー2塁へ。2死2.3塁。

8番北村くん 3-0となったところで申告敬遠、2死満塁。

9番三上くん→代打岸波くん 3-2からの真っ直ぐが高めに外れ四球、押し出し。学法石川5-5秋田商

1番本郷くん 四球、押し出し。学法石川6-5秋田商

秋田商、ピッチャー松橋くん→三浦くんにスイッチ。

2番福尾くん ショートゴロ。

*正確な球数は数えていなかったのですが、序盤からピンチの連続で、松橋くんは球数以上にタフなマウンドだったのではないでしょうか。今回はリードを許してから動く形になりましたが、公式戦で同じような状況になったときはどのタイミングで動かれるか注目したいと思います。三浦くんは難しい場面、しっかり火消しの役割を果たしました。まだまだ分からない展開です。

 

7回裏 秋田商の攻撃

学法石川 ピッチャー三上くん→松田くんにスイッチ

9番工藤くん 内野フライ

1番寺門くん 見逃し三振

2番鈴木くん レフト前ヒット

3番齊藤くん 3球目に鈴木くん盗塁成功。四球、2死1.2塁

4番川井くん 高く弾んだのが幸いしセカンドへの内野安打、2死満塁。

5番倉内くん サードゴロ、松山くん一瞬ジャッグルするもすぐさま三塁キャンバスを踏みスリーアウト。

*5回裏を皮切りに6回表裏、7回表と、両校に続けて得点が刻まれる荒れた展開。まず学法石川が、ここで先に0で切り抜けたのが大きかったです。

 

8回表 学法石川の攻撃

3番内田くん レフトフライ

4番福田涼介くん 遊ゴロE/1塁悪送球、1死1塁

5番松山くん 投前バント、2死2塁

6番伊藤くん レフトフライE、なおも2死2塁。学法石川7-5秋田商。*落下点には入れていたのですが、やや焦ってしまったでしょうか💦

7番根本くん 四球

8番北村くん ライト前タイムリー 学法石川8-5秋田商

9番松田くん レフト前タイムリー 9-5

1番本郷くん セカンドゴロ

*このイニングで秋田商としてはかなり苦しくなってしまいました。ミス自体は責められないのですが、引きずったムードのまま次に行ってしまった点が惜しかったと思います。公式戦で同じような状況になったときは、伝令や声掛けなどベンチからのアクションが加わると、同じ崩れるにしても速度が緩やかになるのでは...と感じますので、次の大会は注目したいと思います。

 

 

8回裏 秋田商の攻撃

6番三浦くん→代打今野大翔くん 見逃し三振

7番菅原くん サードゴロ(正面に飛んだものの、芯で捉えた良い当たりでした)

8番原田くん セカンドゴロ

学法石川松田くんが圧巻の投球でした。コーナーいっぱいに決まる直球の精度には、近くの席のベテラン(と思しき)秋田商ファンの方も唸っていましたし、素晴らしい投球でした!

 

9回表 学法石川の攻撃

秋田商 ピッチャー三浦くん→佐藤陽己くん

2番福尾くん セカンド内野安打

3番内田くん レフトスタンドへ、高々と放物線を描くツーランホームラン。学法石川11-5秋田商

4番福田涼介くん センター前ヒット

5番松山くん センターフライ

6番伊藤くん 止めたバットに当たったサードゴロが内野安打に、送球間に1塁走者福田くん3塁へ。1死1.3塁。

7番根本くん 5-4-3ダブルプレー

*昨日MVPに選ばせて頂いた内田くんのホームラン、ここで出ました。やはりこういうホームランが出ると味方はノるし相手はガックリくるし、ホームランの力は偉大ですね。

 

9回裏 秋田商の攻撃

学法石川 ピッチャー松田くん→大友くんにスイッチ。

9番工藤くん 痛烈なライト前ヒット

1番寺門くん センターフライ

2番鈴木くん キャッチャーファウルフライ

3番鈴木くん 痛烈な当たりをファーストダイビングキャッチ、ファーストゴロで試合終了。学法石川11-5秋田商

*バックの好守にも助けられ、大友くんが無難に切り抜けて試合終了となりました。その中でも工藤くんのヒットは、ミスを取り返そうという姿勢も伝わりました👍

 

以上が大枠の振り返りでした!

 

 

[最後に]

改めてですが、秋田商にとってこのタイミングで学法石川と対戦出来たことは、今後に向けて大きいと思います。学法石川は野手の個々の力が確立しており、甘く入ったボールは逃さない打撃の強さが光りました。守備ではミスも幾つか出たものの、シートノックで感じた通り、内外野ともにボールへのアプローチの精度は高かったです。投手も自信を持って投げられる選手が5人おり、選手層含めやはり福島の盟主たる所以を感じました。

 

秋田商も一時はリードを奪うなど終盤まで接戦を展開したということで、昨日も申し上げた通り、力のあるチームであることは間違いないと思います。この試合だけで言ったら、やはり今後は投手陣の整備、守備の立て直しが鍵を握ると思います。

プラスして、先述したとおり、苦しい展開でガタガタと行かないための仕掛け(切り替えて次のプレーに向かうための声掛け、先手の選手起用etc)が確立出来るかという部分を夏まで注目させて頂きます!

 

この試合が両校、そして秋田県福島県高校野球シーンが更に盛り上がる契機となることを祈念し、終わりとさせて頂きます。

文章だらけで所々支離滅裂だったかと思いますが、最後までお付き合い頂きありがとうございました!

明日はいよいよ、春季秋田県大会の組み合わせ抽選会です。明日はそのことについて触れたいと思います!それではまた明日お会いしましょう!